英語は主語の働きが強い。英語は形式主語文や無生物主語文などが発達している。日本語では主語が省略されることがしばしばだが、英語では主語を重要視する。無生物主語文に関しては日本人は特に違和感を感じる文だろう。二人称では単複・親疎の区別はなく、「you」のみを使う。ここからはさらに詳しくみていく。まずは名詞。英語には可算名詞と不可算名詞が存在する。何が不可算であるか、日本人からするとわかりにくいものが多い。例えば「furniture」(日本語で家具という意味)や、集合的に扱われる「fruit」(日本語で果物という意味)は不可算名詞だが、「vegetable」(日本語で野菜という意味)は可算名詞となる。また、「two pieces of cloud」、「many drops of tear」と言いたくなるところではあるが、「two clouds」、「many tears」と表現する。学問名である「mathematics」(日本語で数学という意味)は語尾に「-s」がついているにも関わらず不可算名詞である。